プロダクトマネジャー養成講座は、プロダクトマネジャー“早期育成”講座である。
以下のマーケティング作業(クリエイティブ)ができるようになる。

1.詳細なる製品コンセプトが書ける
・これができれば半分マーケティングがわかったと同じ。

2.製品コンセプトを裏付ける消費者ニーズ構造を整理できる
・ちょっとこれは骨が折れる。グループインタビューから組み立てるとよい。これがしっかりしていると後がラクになる。

3.ストアチェック票を設計し、実施し、集計し、データ読みすることができる
・仮説発見と検証が同時にできる。事実は何より強い。

4.店頭観察、「売れる/売れない分析」から、担当製品の問題点と機会の仮説を構築できる
・「売れる/売れない分析」は実用性高い。切札になる。

5.社内に残っている資料を整理し、担当製品の「ヒストリカルレビュー」が書ける
・歴史的な「売れる/売れない分析」。トレンドの発見。トレンドほど恐ろしいものはない。

6.「ブランド・ポジショニング3次元設計図」が書ける
・これはちょっと骨が折れる。わかると速攻のマーケティングの武器になる。

7.「開発計画書」が書ける
・迷いなく開発を進めるために、開発担当が最もほしい計画。

8.パッケージ開発のガイドラインが書ける
・代理店やデザイナーが驚く。仕事がうまく流れる。

9.「SD法」が使える
・イメージをデータ化。切れ味のよい評価。

10.「ラフ商品企画書」、「戦略ストーリー」が書ける
・これはドラマの脚本。プランナーになりたい人はぜひ書くべき。

11.「マーケティング・プラン」が書ける
・本物のプロマネの登場。経営が決まる。首を賭けて実行することになる。

12.コピー開発のガイドラインが書ける
・広告代理店が筋の通った仕事を始める。投資が生きる。

13.SP計画書が書ける(作り込みのSP計画書、重要小売店 特売企画計画書)
・勘のよいバイヤーはすぐわかる。何しろお互い数字を持っているのだから。

14.エリアマーケティング・プラン(営業所予実一致計画)が書ける
・営業マン1人1人の予実が合ってくる。

15.新入社員マーケティング教育計画が書ける
・しっかり立案できなければ会社が弱くなる。

16.MODシート(マーケティング組織診断、マーケティング基本戦略、人材開発・組織開発戦略のアウトライン)が作成できる。役員、部長必修コース。

17.何より、マーケティングのワークショップが開催できるし、「ステップアップTODOリスト」が作成できる。これを使える人が一番頼りになる。将来、幹部になる。

(2009年3月度MODコラム「第17回プロダクトマネジャー養成講座の終了を迎えて」長井和久)